リフォームの見積もりを正しく比較するためにやっておきたいこと
リフォームをしようと何社かに見積もりを取った方から「見積もりに記載している項目が違いすぎてどのように比較していけばいいのか分からない」という声をよく聞きます。
結論から申し上げますと、リフォームの見積もりは会社によって工事内容が様々で複雑なので、見積書だけを見て比較するのは難しいでしょう。
そのため、できるだけ正しく比較できるような見積もりの依頼方法と、見積書が届いたらやっておくべきことについてお伝えいたします。
見積もりを正しく比較するには、見積もりを上手く依頼することが大切!
リフォームの見積もりを正しく比較するためには、当たり前ですが、条件がそろっていなければなりません。
前提条件が違う見積もりを比較しても、費用を比較することはできません。
リフォームしたい内容をメモした上で細かく伝える
見積もりを依頼する前に、リフォームしたい内容を事前に家族でよく話し合い、まとめておきましょう。
その際、事前にリフォーム希望内容をメモなどにまとめて伝え漏れがないようにしてください。
当然ですが複数社に見積もりを依頼する場合、会社に伝える内容が違っていては、見積もりの内容を正しく比較することはできません。
大まかな予算と「費用は多少かかっても長持ちするようにしたいのか」「今回のリフォームは費用を抑えることに重点を置きたいのか」といったこともお伝えしておくと良いでしょう。
使いたい商品が決まっている場合はすべて伝える
もしも使いたい商品が決まっている場合は、その商品も合わせてリフォーム会社にお伝えするようにしましょう。
特にこだわりがない場合は商品を提案してもらう形でもいいですが、同じ商品で見積もりを行った方が、比較はしやすくなります。
見積もりが届いたら工事内容を理解できるまで質問しよう
何社かに依頼した見積もりが手元に揃ったら、その見積もりを見比べてみてください。
分かりにくいところは必ず質問する
工事内容が「一式」となっていたり、工事の項目が会社によって違って比較をしにくいと感じるかもしれません。
まずは「一式」となっている会社に『どのような工事をするのか』不明な部分を質問してみましょう。
質問した内容を丁寧に答えてくれて、工事内容を詳細に教えてくれる会社だと安心でしょう。
実際に工事の内容には細かな差がたくさんあります。よくある例をご紹介します。
例1)キッチン・トイレのタイル壁をパネルに変更する場合
例えば、「タイルの壁を一度解体してからパネルを貼るリフォーム工事」と「タイルの壁の上からパネルを貼るリフォーム工事」があります。
もちろん現場の状況にもよりますが、解体するとその分費用はかかりますが、タイルの上からパネルを貼ると圧着しにくく、最悪の場合タイルごと剥がれてしまう可能性もゼロではありません。
例2)トイレのタイル床のかさ上げをする場合
タイル床のトイレをクッションフロアにする場合は「タイルの上からクッションフロアを貼るリフォーム工事」と「コンクリートを敷いて床組を作るリフォーム工事」があります。
状況により様々ですが、コンクリートを敷いて床組を作る方が、費用は掛かりますが綺麗に仕上がることが多いでしょう。
例3)クロスの貼り替えをする場合
もしも現状のクロスが剥がせない状態であった場合「綺麗にクロスが貼れる下地を利用するのかどうか」といった工事の違いがあります。
こちらも状況により様々ですが、仕上りを気にする方は下地の有無も質問してみると良いでしょう。
例4)お風呂をリフォームする場合
ユニットバスの土間を「すべて解体してコンクリートパネルを貼るのか」「解体せずにリフォームするのか」といった違いがあります。
壁もタイルの場合はどこまでタイルを解体するのか、という違いも生まれてくるでしょう。
相互でリフォーム内容の理解がずれていると追加工事が必要になることも
上述のような細かなポイントも、こだわりがある場合は事前にリフォーム会社としっかり話し合っておくことが大切です。
「当たり前にやってくれるだろう」という工事が、実は工事内容に含まれておらず追加費用が必要だった、ということも珍しくありません。
細かく説明してもらい、工事内容の相違がないようにしておかないと、あとで追加工事が必要になることも少なくありません。
見積書に商品の定価や品番の記載があるかをチェックしておく
追加工事というと悪いイメージがありますが、実はリフォームにおいて追加工事が起こることは珍しいことではありません。
解体してみないと分からない工事が含まれることが多いからです。
良いリフォーム会社の場合は、そのような箇所を見積もり時に丁寧に説明してくれるでしょう。
追加工事の際にどの部分が増加したのか後で分かるように、見積もりや図面にフローリングやクロスなどの種類、定価の分かるものの記載があるかをしっかりチェックしておきましょう。
リフォームでは何社に相見積もりを取るのがいいの?
相見積もりを取るということは、会社の数だけ打合せの手間が生じます。
見積もりの値段だけでリフォーム内容を比較することはできません。
比較サイトなどで多数の会社に見積もりを取っても、不明点を理解するには会社に説明を求めなくてはなりませんので、打合せは不可欠です。
そのため、ご自身の負担にならない数の相見積もりを取るのがいいでしょう。
一般的には3社程度の見積もりを取る方が多い印象です。
見積もり内容の質問に詳しく答えてくれる会社に依頼しましょう
見積書の内容を見るだけで正しく比較することは難しいですが、工事内容をリフォーム会社に質問し、必ず理解した上で納得のいくリフォームを行ってください。
見積書の不明点を丁寧に説明してくれるリフォーム会社だと、安心してリフォームを依頼できるでしょう。
クサネンでは、見積書に詳細な工事内容を記載した上で、不明な点は丁寧にご説明させて頂いております。
滋賀県(大津市(瀬田エリア)・草津市・栗東市・守山市・野洲市・湖南市)でリフォームを行う際はぜひご相談ください。