リフォーム施工実績
築100年の古民家再生リフォーム 滋賀県草津市
リフォームデータ
戸建て
地域 | 滋賀県草津市 | 施主 | I様邸/
60代 家族構成 ご夫婦息子様2人 |
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築年数 | 築60年以上 | リフォーム後の間取り | その他 | 広さ | 40~49平米 |
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- 工期
- 3ヵ月
- 費用
- 2000万円 ※近くの小屋の解体込
- 商品
キッチン / LIXIL「アレスタ」
風呂 / LIXIL「アライズ」
トイレ / LIXIL「サティスS」
滋賀県草津市に、約100年間も受け継がれてきた古民家がありました。
古民家の持ち主であるI様は、お家の水回りを中心に、各所の劣化が激しくなったことを受けて、家の建て直しも検討されたそうですが、「やはりこれまで受け継がれてきた柱や梁を出来るだけ残したい」とお考えで、今回は古民家再生リフォームを行うことになりました。
古民家ならではの厳かさはそのままに、内装は暮らしやすさを追求した、古民家再生リフォームの様子をお伝えします。
リフォーム前の古民家の問題点
リフォーム前の古民家には、問題点がいくつかありました。
- 全体的に古く、特にお風呂場の劣化が激しい
- 部屋数が少なく、家族全員(4人分)の部屋がない
- トイレがない
上記の問題を全て解決した上で、「4部屋ある和室を2部屋なくして、さらに縁側もなくして、広いリビングダイニングを作りたい」と言ったご要望にお応えしています。
古民家再生リフォーム前後の間取りの違い
上の図は、今回の古民家再生リフォーム前後の、間取りの違いを表したものです。
- トイレが新設されていること
- 北側の縁側がなくなっていること
- リビングダイニングがお家の中央に寄り、洋室が1部屋できていること
- 和室が洋室になっていること
- 玄関周りにペットルームやシューズクロークが作られていること
- ロフトができていること ……etc
上記のように、内装には大きな変化が生まれています。
以下では、新しくなった古民家のポイントをピックアップしていきます。
リフォーム後の古民家のポイントをピックアップ
- 古民家の柱を生かした和モダンな雰囲気のトイレを新設
- 4人家族の靴がスッキリ片付くシューズクロークを設置
- お子さん2人の個室が出来た
- ご主人好みのモノトーン調お風呂にリフォーム
- カウンターキッチン&ロフトがあるオシャレなリビングダイニング
1.古民家の柱を生かした和モダンな雰囲気のトイレを新設
再生リフォーム前の古民家内にはトイレがなく、外にあるトイレまでわざわざ行かなくてはいけませんでした。
しかし、古民家の再生リフォーム後は、トイレを1つ新設しています。
取り外せない柱が1本あるので、この柱をデザインとして活かすような空間づくりを目指しました。
新設したトイレのイメージは和モダンです。手洗い器もお客様がこだわって選び、オシャレなトイレになりました。
柱が通る部分を凹ませたカウンターはオーダーでお作りしています。
2.4人家族の靴がスッキリ片付くシューズクロークを設置
玄関周りも、古民家再生リフォームで様変わりしました。
左側に写っている小部屋が、5匹のワンちゃんのためのペットルーム、そして右側に写っている小部屋がシューズクロークです。
I様は4人家族で、どうしても靴が多く、玄関が散らかりだちだったとのことですが、靴を収納できるスペースを広く作ったことで、キレイに片付けができるようになりました。
3.お子さん2人の個室が出来た
リビングダイニングをお家の中央に寄せ、空いた間取りには洋室を1つ作りました。
兼ねてからあった洋室と合わせて、ほぼ同じ広さの洋室が2つになったので、I様の2人のお子さんがそれぞれ個室で過ごすことができます。
1面だけ壁紙の色(1部屋は紺、もう1部屋は茶)を変えて、デザインにもひと工夫加えています。
残された天井の梁も、いいアクセントになっているのではないでしょうか。
4.ご主人好みのモノトーン調お風呂にリフォーム
カビなどの劣化がかなり激しかったお風呂も、もちろんリフォームしています。
ご主人がモノトーンの色味が好みだというお話でしたので、壁のパネルやカウンター、フロアは暗めにすることを決められました。
浴槽が白色なので、うまくメリハリが作れています。
5.カウンターキッチン&ロフトがあるオシャレなリビングダイニング
こちらが新しくなったリビングダイニングです。
奥様のご希望で、キッチンが壁付けタイプから対面タイプになり、より”リビングダイニング感”が増しました。
梁は塗装をし直しているものの、基本的にはそのままの形で残してあり、シンプルな空間の中に存在感を与えてくれます。
まさに、古民家再生リフォームでしか作れない、リビングダイニングです。
リビングダイニングには、お客様のご希望でロフトを作りました。
生活できるようなスペースのロフトではないのですが、ちょっとした物の収納にはかなり役立つと思われます。
古民家に長く安心して住めるように独立基礎を作っている
少し話が前後してしまいますが、今回の古民家再生リフォームでは、床を基礎から作り直しています。
上の写真は、古い床を全て抜いた後の様子です。
基礎コンクリートの中に入る鉄筋を組んでいます。
鉄筋を組み終わった後に、コンクリートを流し込みました。
この後、新たに床を組んでから、内装工事に取り掛かったのです。
現段階で約100年住まれ続けている古民家に、これからも長く安心して住むために、「建物の土台をきっちり作り、災害にも耐えやすい家にしたい」と、お客様がご希望されました。
この記事の中で取り上げていない場所も様変わりし、古民家再生リフォームが完成しました。
古民家ならではの良さは残しつつ、劇的に過ごしやすくオシャレになったお家を見られて、お客様は大変おどろき、そして喜んでくださいました。
古き良き日本家屋が、古民家再生リフォームという形で未来に受け継がれていくのは素晴らしいことですね!
滋賀県草津市で古民家再生リフォームをするならクサネンのリフォームまで!
担当者の声
想定100年の家を残して現代風に住みやすくリフォーム。当初は新築かリフォームか悩まれていましたが、施工後は「リフォームにして良かった」と言っていただきおっしゃられていました。ご主人様が大事にされていた家が残って良かったです。
- 担当者
- 矢尾