ビルの外壁塗装事例 | 鮮やかなオレンジが目立つ仕上がり

滋賀県草津市のKビルを管理されているオーナーのT様より、ビルの外壁塗装および屋根の葺き替え工事のご依頼を頂きました。

Kビルの外壁・屋根のメンテナンスはおおよそ20年ぶりで、全体的に経年数なりの色褪せ等の劣化が見られました。

Kビルには子ども向けの学習塾が入っているため、「遠くからでもパッと目につき、子どもが通いやすいイメージのポップさが出るよう、鮮やかな色味にビルの外壁を塗り替えたいです」とのご希望がありました。

葺き替え前の屋根と塗り替え前の外壁の様子

葺き替え工事前のビルの屋根は、スレート屋根です。

雨風による表面劣化が、ひと目で分かるほど進行しているほか、雨漏りを修理した部分がツギハギのように目立っている箇所が見られることが問題でした。

こちらは、塗り替え前のビルの外壁です。やはり色褪せが目立っていて、ビルに古びた印象を与えてしまっています。

また、外壁の色は落ち着いたグレーでほぼ統一されていて、居住用のビルとしてならいいですが、子どもが出入りする施設が入ったビルとしては、いささか地味かもしれないと、オーナー様の仰る通りに感じました。

横殴りの雨があたるのか、バルコニーの床にあたる奥まった部分も、色褪せが進んでいます。

オレンジと緑で外壁を塗装し、遠くからでも目立つ明るい印象のビルに

こちらが、外壁塗装を行った後のKビルです。シミュレーションソフトを使用して、様々な色の組み合わせを試し、「学習塾に通う元気な子どもの雰囲気に似合う」、「遠くからでもパッと目を引く」、そして「他の建物に埋もれないオシャレさを感じる」といった理由から、鮮やかなオレンジと緑の2色使いをすることに決まりました。

派手なカラーを外壁・内壁に少しだけ取り入れて、落ち着いたベースカラーのアクセントにすることはよくありますが、今回のKビルのように広範囲で強いカラー(オレンジ)を入れることは珍しいです。

外壁に塗る「オレンジ」と「緑」、それぞれの色味はできるだけ鮮やかなほうが良いとのご希望でしたが、強いカラーを2色うまく組み合わせるのは、意外と難しいことです。

どちらも主張が強すぎると、目がチカチカして落ち着かない印象になってしまいます。

先述したシミュレーションソフトを駆使して、鮮やかさはできるだけ保ちつつ、うまく調和もする色合いが無いか、じっくり探してみました。

そして無事、強い色同士でも”ケンカ”しない色調が見つかり、うまく組み合わせることができました。

外壁塗装後、古びたビルのイメージは一新され、元気でポップな雰囲気が魅力的な建物になりました。子どもがたくさん出入りする場所と言われても、まったく違和感がありません。

Kビルの外壁塗装の流れをいくつかピックアップ

外壁塗装が完了するまでには、たくさんの工程を踏まなくてはいけません。

安全に配慮しつつ、効率よく塗り替えていくことに注力しました。

以下でいくつか、外壁塗装の工程を紹介します。

まずは、ビルの周りに頑丈な足場を組みます。足場を組むだけでも大掛かりなので、外壁塗装と屋根塗装(葺き替え)は同じタイミングで行うことが多いです。

足場に養生シートをはりめぐらし、ビルを囲います。

Kビルの外壁は、ALCボードを継ぎ合わせて造られていました。ボード間に埋めるコーキングが劣化していたので、補修を行っています。

ローラーで緑色に外壁塗装をしている様子です。

ローラーでオレンジ色に外壁塗装をしている様子です。

屋根はガルバリウム鋼板で葺き替え(カバー工法)

屋根は塗り替えではなく、葺き替えを行いました。

葺き替えといっても、元のスレート屋根を外してしまうのではなく、上にガルバリウム鋼板を重ねるカバー工法を採用しています。

スレート屋根を撤去する手間がなくゴミも出ないので、エコしつつ費用を抑えられるオススメの工法です。

まとめ

約1ヶ月半で、Kビルの外壁塗装および屋根の葺き替え工事は完了しました。

写真は省略していますが、各バルコニーの防水工事も行っています。

T様は新しい外壁の明るいオレンジ色を気に入ってくださり、「子どもが訪れる場所として、ふさわしくなった」と喜んでおられました。

草津市でビルの外壁塗装を行うならクサネンのリフォームにお任せください。

屋根はカラーベストの劣化が激しかったため、カバー工法でガルバリウム鋼板を施工しています。明るい色は、賃貸で入られているテナントを意識して、明るいオレンジとグリーンにしています。グリーンは奥様の好きなイグアナも少し意識していてお決めになりました。