リフォーム施工実績
戸建1階部分をリフォーム | 老後の生活に備えて各部屋の段差を解消
リフォームデータ
戸建て
地域 | 滋賀県栗東市 | 施主 | I様邸/
50代 家族構成 ご夫婦 |
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築年数 | 築30~39年 | リフォーム後の間取り | 3LDK | 広さ | 60平米以上 |
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- 工期
- 2ヵ月
- 費用
- 1320万円
- 商品
キッチン:LIXIL「アレスタ(W2,700mm)」
お風呂:LIXIL「アライズ(1,600mmロング浴槽)」
トイレ:LIXIL「サティスS」
洗面台:LIXIL「エルシィ(W1,200mm)」
玄関:LIXIL「リシェント」
各収納棚:LIXIL「ヴィータス」
床暖房:ユカカラ暖房(遠赤外線温水床暖房)・敷設面積 約21畳
「住んで30年ぐらいになる家の設備が、各々古くなってきました。老後に備えて、よく使う1階部分をオシャレかつ機能的にリフォームしたいです」とのご要望がありました。
- 和室の入り口の高さに合わせて、1階全体の高さを調整(最大プラス5cm)したこと
- リビング・ダイニングキッチンの2部屋を、LDK1部屋にしたこと
- エアコン暖房よりも身体にやさしい、ユカカラ暖房(遠赤外線温水床暖房)を敷設したこと
リフォーム箇所が多いため、今回の記事では上記3点のリフォームのポイントを説明します。
【1】和室の入り口の高さに合わせて、1階全体の段差を解消
上の写真は、リフォーム前のリビングとダイニングキッチンの境目で、約3cmの段差があります。
リビングとダイニングキッチンの間以外にも、段差はあちこちにあるため、1番高い部分に合わせて底上げすることにしました。
リフォーム前の1階部分の段差で、1番高かったのは和室の入り口です。
こちらはリフォーム後の廊下の様子で、和室と廊下の段差が解消されていることが分かります。
この高さに合わせて、1階全部を段差なしで動けるように各部屋の高さを調整しました。最も高く床を上げたところで、プラス約5cmです。
内装も全体的に変えていますが、日本家屋ならではの雰囲気を壊さないように意識しています。
【2】邪魔な内壁を移動し、動きやすい広々としたLDKに
上の図面では、リフォーム前はダイニングキッチンとリビングが分かれているのに対し、リフォーム後は統一されてLDK(リビングダイニングキッチン)になっていることが確認できます。
こちらはダイニングキッチン側からリビングを撮影した様子です。(※リフォーム前)
建具は外されていますが、間仕切りがあるため、閉そく感を感じるとのことでした。
こちらは少し引きの絵になりますが、同じ角度から撮影したリフォーム後のLDKの写真です。
かつてあったリビングとダイニングキッチンの間の壁を移動させたことで、広々とした空間になりました。
デッドスペースを活用した収納スぺ―スが数多くあり、余分な家具を置く必要がないため、動きやすいと思われます。
もちろん、リビング・ダイニングリビング間の段差も解消されています。
- 奥行きがあり物の出し入れがしやすいウォークインクローゼットを設置
- キッチンは収納力重視でPCスペースも設置
以下では、広くて明るい空間になったこと以外の、こだわりポイントをピックアップしました。
1.奥行きがあり物の出し入れがしやすいウォークインクローゼットを設置
リビングにはもともとクローゼットがありましたが、「ソファとの間が狭く、中の小物を出したり入れたりするのが大変」だというお話でした。
そこで、リビング・ダイニングキッチンからLDKに間取りを変更するために移動しなくてはいけない内壁を活用して、クローゼットをウォークインクローゼットにグレードアップさせました。
ウォークインクローゼットの内部は、上の写真のようになっています。
押し入れやクローゼットの奥の方に収納した物を出すことはなかなか骨のいる作業ですが、ウォークインクローゼットの場合、奥にしまってある物を歩いて取りに行けるので、探し物や小物の出し入れが楽ちんです。
2.キッチンは収納力重視でPCスペースも設置
新しい対面型キッチンに採用したのは、LIXIL「アレスタ」です。
全体を白で揃えて、清潔感がある明るいイメージを目指しました。
キッチンの後ろには、収納スペースを広く取っています。
お皿や調理器具など、キッチンで使うものは大体収まるくらいに広いです。
キッチンのサイドには、LIXILのカスタマイズ可能な収納棚「ヴィータス」とカウンターを机のように組み合わせて作った、PCスペースがあります。
サイドにあるのも「ヴィータス」なので、PC操作時に一緒に使うような書類・書籍類をきっちり整頓することができます。
【3】エアコン暖房よりも身体にやさしい、ユカカラ暖房を敷設
LDK・洗面所・トイレ・勝手口前のホール、あわせて約21畳分に、ユカカラ暖房(遠赤外線温水床暖房)を敷設しました。
I様邸は、典型的な日本家屋で土壁が使われている部分がありました。
これまで通りに広い1階部分を暖めようと思ってエアコン暖房を稼働させると、部屋の空気が流れて、リフォーム後も一部残る土壁にエアコン暖房の風が接触します。
土壁にエアコン暖房の風が強く当たると、大量のホコリが空中に舞い散って空気が汚れてしまうため、身体にあまりよくありません。
しかし今回のリフォームで、広くユカカラ暖房(遠赤外線温水床暖房)を敷設したため、メイン暖房をエアコン暖房から床暖房に切り替えて、土壁のホコリの舞い散りを抑えることが可能になります。
空気が汚れなくて身体にやさしいユカカラ暖房(遠赤外線床暖房)の敷設で、冬場の体調管理がしやすくなればと考えました。
各部屋のリフォームのビフォー・アフター
- お風呂
- 洗面所
- トイレ
- 玄関
ここまでで紹介しきれなかった、各部屋のリフォームのビフォー・アフターを以下で簡単に取り上げます。
【1】リフォーム後のお風呂は鮮やかなグリーンが印象的
浴槽がかなり狭く、タイル張りで寒かったお風呂をLIXIL「アライズ」にリフォームしました。
浴槽は1,600mmのロング仕様になり、これまでよりもゆったりと足を伸ばして入浴することができます。
【2】リフォーム後の洗面所には広さを活かしたワイドな洗面台を設置
洗面所は広かったので、新しい洗面台にLIXIL「エルシィ」のW1,200mmを設置しました。
一般的な洗面所には置けないようなワイドな洗面台は、2人で同時に使用しても窮屈でないことが魅力で、2段の引き出しにもたくさん物をしまうことができます。
【3】リフォーム後のトイレはユカカラ暖房の取り付けで暖かい
リフォーム前のトイレは、「広くて使いやすい、だけど寒い」ことでお悩みでした。
床と壁にユカカラ暖房(遠赤外線床暖房)を取り付けたことで、空間全体をじんわり暖めることが可能になります。
他にもこだわりポイントが多数ありますので、別の記事でピックアップしました。
⇒ リフォーム後のトイレの事例を詳しく見る
※「トイレにユカカラ暖房(温水床暖房)を設置 | 広くて暖かい空間に」の記事へリンクしています。
【4】典型的な日本家屋の外観にあう玄関ドアに交換
西日が当たって色あせが見られた玄関ドアを、LIXIL「リシェント」に交換しました。
今回のリフォームでは外観のリフォームは行わないので、もとの日本家屋ならではの雰囲気に合うような。和風デザインの玄関ドアを採用しています。
まとめ
以上、戸建1階リフォームの事例を紹介しました。
高齢になると身体が動かしづらくなることを想定して、各部屋の段差をなくしたことや、広く開放感のあるLDKを作ったこと、ユカカラ暖房(遠赤外線床暖房)の敷設が主なポイントになりました。
栗東市で戸建1階部分のリフォームをするならクサネンのリフォームにお任せください。
担当者の声
メインで過ごされる1階のリフォームを行いました。床暖房を、廊下やトイレにも敷設。キッチンは奥様が使いやすいように造作壁を作っています。断熱性の向上のため、内窓施工も行いました。トイレの手洗いボウルは信楽で買ってこられたものをはめ込みました。冷暖房の効きも良くなり、ご夫婦でゆったりとした時間を過ごすことができるようになったとのことです。
- 担当者
- 服部