リフォーム施工実績
一戸建ての1階を増築して家庭的保育施設を開業 栗東市
リフォームデータ
戸建て
地域 | 滋賀県栗東市 | 施主 | N様邸/ 50代 |
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築年数 | 築20~29年 | リフォーム後の間取り | - | 広さ | - |
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- 工期
- 2ヵ月
- 商品
床暖房 / ユカカラ暖房(遠赤外線温水床暖房)8~9畳分
「自宅の一部をリフォームして、保育施設を作りたいです」とのご要望がありました。
改装・増築完了後、開業されたのは「栗東市認可家庭的保育施設 ふわり」様です。
今回の改装・増築工事では、0歳6ヵ月から3歳未満の小さなお子様がのびのびと安全に過ごせる保育スペースづくりを目指しました。
日当たりのいい和室を保育スペースにしたいとのご要望
一戸建て1階に日当たりが良い和室があるため、ここを中心に保育スペースを作ることを決められました。
ただ、和室をそのまま保育スペースに改装するだけでは、数人のお子さんをお預かりするのにスペースが不十分なため、今回のリフォームでは増築も行っています。
一戸建ての1階を6畳分増築し、ユカカラ暖房(温水床暖房)を敷設
こちらが、一戸建て増築工事中の写真です。
アフターの写真をご覧いただければ直ぐにお分かり頂けると思いますが、家の真正面より手前に向け、約6畳分の増築を行いました。
もともとの一戸建ての外壁と近い色味を持つ、ウッド調のサイディングボードを増築部分の外壁に採用しています。
増築した部分が、もとの一戸建てから変に浮いてしまわないようにするための、ひと工夫です。
増築が完了した保育スペースの床には、ユカカラ暖房(遠赤外線温水床暖房)を敷設しました。
ユカカラ暖房の敷設面積は、畳数にして約8~9畳分です。
保育スペース全体の7割以上を占め、ユカカラ暖房を稼働させるだけで、保育スペース全体がじんわりと暖まる仕組みになっています。
保育スペースにはエアコンも取り付けましたが、これは極寒日の補助暖房として、そして夏場の冷房として使うもので、メインの暖房は敷設したユカカラ暖房になるでしょう。
エアコン暖房を稼働させることによるハウスダストなどの飛散などを、ユカカラ暖房への切り替えでおさえることができ、小さなお子さんが過ごすのに理想的な空間になりました。
子どもが安全に過ごせるように施した5つの工夫点
- コンセントを高い位置に付ける
- 柱など角になる部分に丸み(R)を付ける
- 戸棚の扉をあえて重たくする
- 段差をなくしてフラットスペースにする
- トイレに子ども用手洗い器だけでなく、大きめシンクを取り付け
一戸建て1階の増築は、0歳6ヵ月から3歳までの小さなお子さんを預かる、保育施設を開業するために行われました。
そのため、通常のリフォーム事例との工夫点はまったく異なり、保育施設としての機能性を持っているかどうか、お子さんが安全に過ごせるかどうかが肝心です。
以下では、保育施設を開業するためのリフォームの工夫点をいくつか例にあげましたので、同じように「自宅をリフォームして保育施設を開業したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
【1】コンセントを高い位置に付ける
通常の住宅では、コンセントは床から約10cmくらいの位置に取り付けられていることが多いです。
しかし保育スペースの場合は、小さなお子さんコンセントの穴に指やオモチャを入れてしまい、感電事故が起きるリスクがあるため、お子さんの手が届かない床から1mくらいの位置にコンセントを取り付けています。
【2】柱など角になる部分に丸み(R)を付ける
保育スペースを歩き回る子どもが、万が一柱にぶつかった場合に大ケガをしないように、角になる部分に丸み(R)を付けました。
【3】戸棚の扉をあえて重たくする
通常の住宅では、戸棚の扉は基本的に、軽くて開けやすい方がいいと考える方が多いです。
しかし保育スペースの場合は、戸棚を勝手に子どもが開けて、中の物を散らかさないようにする工夫が必要です。
そのため、3歳以下のお子さんでは簡単に戸棚の扉を開けたり閉めたりできないように、あえて重たくしました。
【4】段差をなくしてフラットスペースにする
保育スペース内で段差があると、お子さんがつまづいて転んでしまうおそれがあります。
そのためバリアフリー住宅と同じように、保育スペース内の段差を無くしました。
【5】トイレに子ども用手洗い器だけでなく、大きめシンクを取り付け
保育施設で預かるお子さんの中には、トイレトレーニングを始めたばかりの子も含まれます。
子ども用の手洗い器とは別に、低年齢のお子さんがおしりなどを汚した時に、抱っこしてすぐに洗ってあげられるような大きめシンクを取り付けました。
1階を増築して完成した、保育施設の内装
1階増築後の内装リフォームで、元が普通の和室だったとは想像もつかない、綺麗で可愛い保育施設が完成しました。
お子さんが外遊びをするための屋外スペースも、当社がリフォームでお作りしました。
お子さんが描いた絵などを飾れるように、壁紙はシンプルな白地を選んでいます。
小さなお子さんが、のびのびと過ごす様子が目に浮かびます。
以上、N様邸1階増築・内装リフォームのご紹介でした。
リフォームで完成した「栗東市認可家庭的保育施設 ふわり」様は既に開業されており、出来たての保育施設で小さなお子さんたちが過ごされているようです。
クサネンのリフォームでは、通常の住宅リフォームだけでなく、「自宅兼事務所にしたい」、今回のように「自宅兼保育施設にしたい」といった、特別なご要望にもお応えすることが可能です。まずは、何でもご相談ください。
栗東市で一戸建ての1階を増築するならクサネンのリフォームにお任せください。
担当者の声
こども園をされるためお家を増築し床暖房を入れ子供たちが快適に過ごしてもらえる環境に喜んでおられました。
- 担当者
- 春野