戸建て1階の全面改修事例 | 上手な「減築」で暮らしやすさUP

滋賀県栗東市にお住まいのK様より、戸建て1階部分の全面改修工事のご依頼をいただきました。

K様邸は“1階中心で生活できる住まい”、つまりおおかたは平屋建てだけれども、2階部分も少しあるという構造です。

近いうちに、K様のご家族が移ってくる予定があるため、「不便なく生活できるよう設備を全体的に整えてほしいです」とのご希望がありました。

減築・改修工事前のK様邸の間取り

キッチンや浴室、トイレなどの、生活に必要な設備を全て入れ替えることになりました。

ただそれ以上に大きく変えることを決めたのは、1階部分の“間取り全体”です。

• 家族でゆっくりくつろげるリビングがないので、
  和室とキッチンをくっつけてリビングにしたい
• 押入れをクローゼットに変えたい
• 移ってくる新しい家族用の駐車スペースを、家の外に確保したい
• 玄関をもっと広くしたい　……etc

めったとない全面改修工事の機会なので、様々なご要望をまとめて実現することにしました。

減築・改修工事後のK様邸の間取り

上記の間取り図を、先ほどの間取り図(改修工事前)と照らし合わせると、大きな違いがいくつもあることに気付けると思います。

どのように改修してどのように良くなったか、以下でご紹介します。

キッチンと和室をくっつけて、約11.5帖の広いLDKが完成

これまでは、家族でゆったりくつろぐ空間のなかったK様邸1階部分ですが、キッチン(＋少しのダイニングスペース)と和室をくっつけることで、念願の広い洋風リビングダイニング(LDK)が完成しました。

新しくできたLDKの広さは、約11.5帖です。

和室側にあった、古い押入れと床の間をくっつけて、クローゼットにし、“今”風の暮らしができるようにもしています。

家の構造から少し出っ張っている洋室を減築し、駐車スペースを確保

部屋を増やす「増築」の反対に、部屋を減らす「減築」があります。

今回のK様邸改修工事では、1階部分の構造からちょっと外側に出ていて、「正直そんなに使わない」という約4.9帖の洋室を減築でなくすことにしました。

上の写真内、赤丸で囲ってある部分が、実は減築で整理されたスペースです。

家全体の四角い構造から、少しだけはみ出しているような部分(最初の間取り図を見ると、よく分かります)がなくなったということは、家の外が広くなったということ。

これでK様のご要望通り、ちょうど車1台ぶん、追加で駐車可能なスペースを確保することに成功しています。

洋室をなくしたことで玄関が広くなり、物置きもできた

新しい玄関には、たくさんの靴が収納可能なシューズボックスを設置。

家族が増えれば靴の量もドッと増えるので、これに対応する形です。

大容量シューズボックスの設置が可能になったのも、使わない洋室を減築して間取りを整理したおかげ。

ちなみに、新しい玄関は従来の位置からスライドしていて、以前の玄関があった辺りは、新しい玄関を広げても未だスペースに余裕があったので、引っ越してくる家族のための物置きを作りました。

新しくなった水回りの設備などを簡単にご紹介

新設備の種類について、K様からのご指定はなく、「家の雰囲気に合わせて、ちょうどいい感じのものを提案してくれれば……」という感じでした。

以下、新しくなった各設備の写真です。

浴室 / LIXIL「アライズ」

※サイズは1216

キッチン / LIXIL「シエラ」1,950mm

※幅は1,950mm

洗面化粧台 / TOTO「サクア」600mm

※幅は600mm

トイレ / LIXIL「プレアス」

玄関 / YKKap「れん樹」

まとめ

以上、減築などで効果的な間取りのとり直しを行った、戸建て1階部分の全面改修事例でした。

家族が増えるのにふさわしい、暮らしやすいお家になったことを、K様はとても喜んでくださっています。

滋賀県栗東市で家を暮らしやすくするための減築リフォームを行うならクサネンのリフォームにお任せください。

高齢のおばあさまが安心して快適に過ごせるようにと、タイルのお風呂をユニットバスにバリヤフリーの生活に変更。使っていない部分を減築し、子ども様が遊びに来られた時に止められる駐車スペースを確保しました。快適に安全に過ごせると喜んでおられました。